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著作権豆知識のご紹介

著作権は、日常生活やビジネスなどに深く関わっているのですが、ここではインターネット上にて関わる著作権について紹介します。

 

1.電子メール(メールマガジンなど)

e-mail電子メールでも、創作性のあるものは著作物となります。手紙の著作権を巡る裁判所の判決にて、時候の挨拶、謝礼、依頼、指示といった事務的な内容の手紙は別として、相手に対して自分の思想や感情などを創作的に表現している手紙は「言語の著作物」になりうることを認めています。


電子メールも性質的に手紙と何ら変わらないものであることが認められます。そのため、自分の思想や感情を創作的に表現した電子メールは著作物となります。

例えば、メールマガジンは、最も創作性があるため当然著作物となります。 なお、時候の挨拶、謝礼、依頼、指示などの事務的なメールは著作物ではありません。

 

2.インターネット上の掲示板に投稿されたもの

BBS「2ちゃんねる」のようなインターネット上の掲示板(BBS)に投稿された文章及びイラストは、創作性があれば著作物となります。裁判所の判決でも、「インターネットにおける掲示板上に書き込んだ投稿文章であっても、著作物性の成否に関する判断基準に何ら影響を与えるものではない」として、著作物であることを認めています。

 

掲示板に投稿した者が著作者となります。投稿されたイラストなどを使用する際は、その者の許諾を得る必要があります。
また、インターネット上の掲示板は、1つのスレッドが形成されます。そこに書き込みをするなど投稿した者全員が著作者となります。掲示板の1つのスレッドは「共同著作物」と扱われます。

 

そこで、「電車男」のように掲示板に投稿されたものを書籍として出版するなどして使用する場合は、投稿した著作者全員から許諾を得なければなりません。

 

3.フリーウエア

インターネット上でダウンロードできる無料のソフトウエア(フリーウエア)も著作物であります。著作権法は、有償のものであろうと、無償のものであろうとを全く問わず著作物を保護します。フリーウエアは「プログラムの著作物」にあたります。


フリーウエアは、無償で頒布されるものであるため、それを理由に開発者が著作権を放棄したものだと思われています。
しかし、著作権(著作財産権)を放棄し、全く自由に使用できるものであっても、著作者人格権は開発者に一身専属的に帰属します。また、フリーウエアにも一定の使用条件があることを考えると著作権を放棄したものとは認められません。


そのため、使用条件に反する方法で使用した場合は、著作権侵害となります。

 

4.アフィリエイト広告

近年、ブログの普及によりアフィリエイト広告が増加しました。これは、個人のブログにバナー上の広告を掲載し、そのサイトを通じて商品が売れると、サイト運営者は広告主から一定の報酬をもらうことができます。 実は、アフィリエイト広告も著作物であります。


また、ブログに商品に関する推薦文を書くことがあるかと思います。この推薦文も著作物となります。そのため、他人の推薦文を盗作してブログに掲載すると著作権侵害となってしまいます。


さらに、紹介文に商品の性能が著しく優良であることを記載すると「誇大広告」と見なされ、景表法(不当景品類及び不当表示防止法)及び不正競争防止法違反となってしまいます。


このように、報酬目的でアフィリエイト広告を掲載すると痛い目に遭うので注意する必要があります。

 

5.ポータルサイト

ヤフージャパンやグーグルなどのポータルサイト(玄関サイト)も著作物であります。これは、検索窓にキーワードを入力すると、カテゴリ内から目的のホームページが検索されるため「データベースの著作物」となります。


データベースの著作物とは、論文、数値、図形その他情報の集合体であって、それらの情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成された著作物であります。


これは、コンピュータによって容易に検索され、蓄積された情報の効率的な利用を可能とするため、データの体系付け、情報の抜粋、キーワードの選定や付与といったところに創作性が認められます。